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顎骨骨折と治療について

顎骨骨折(がっこつこっせつ)とは、転倒・交通事故・スポーツなどの強い衝撃によって、あごの骨が折れることで、主に次のような骨折があります。

  • 下顎骨骨折:下あごの骨が折れるもの(比較的多い)
  • 上顎骨骨折:上あごの骨が折れるもの
  • 頬骨・上顎複合体の骨折:頬の骨なども一緒に折れることがある

主な症状

  • あごや顔の強い疼痛・腫脹
  • 口が開けにくい(開口障害)
  • 噛み合わせがいつもと違う
  • 歯がぐらつく、歯並びが変わる
  • 口の中や顔の傷・出血
  • 唇やあご周辺のしびれ
  • 重症の場合、呼吸や飲み込みが困難

治療は、骨のずれが小さければ固定や経過観察、ずれが大きい場合は手術で骨を固定することがあります。

顎骨骨折の治療

顎骨骨折の治療は、骨折した場所・骨のずれ(偏位)・噛み合わせ・歯の状態・年齢や全身状態などを総合的に考慮して決定します。

主な治療

  1. 安静・食事管理
    • 骨のずれが少なく、噛み合わせが保たれている場合に行う
    • 柔らかい食事にして、あごに負担をかけないようにする
  2. 顎間固定
    • 上下の歯をワイヤーやゴムなどで固定して、骨が正しい位置で治るようにします。
    • 数週間、口を大きく開けられない状態になることがあります。
  3. 手術(観血的整復固定術)
    • 骨のずれが大きい場合や噛み合わせが崩れている場合などに行います。
    • 骨を正しい位置に戻し、**プレートやスクリュー(小さな金属製の固定具)**で固定します。
    • 手術後も一定期間、柔らかい食事や口腔ケアが必要になることがあります。
  4. 歯や口の中の治療
    • 歯の脱臼・破折や口腔内の傷がある場合は、歯科的な処置も行います。
    • 口の中の骨折では感染予防も重要です。

治療期間

骨そのものが癒合するまでには一般に数週間程度かかります。ただし、通常の食事に戻れる時期や運動再開の時期は、骨折の種類や治療方法によって異なります。

強い腫れ、出血、息苦しさ、飲み込みにくさ、噛み合わせの急な変化がある場合は、早急に医療機関を受診してください。

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